「センパイに会いたい」今のわたしが作られるまでの軌跡

山形県庄内地方の魅力を伝えるマルチタレント

堀 綾乃さん

ほり あやの

2008年3月 経営学部 卒業

山形県出身。自身の地元である山形県庄内市の文化を広く発信することを使命とし、「ナマリーポートマン」の名前でマルチに活動。「庄内の盛り上げ役」を担い、地域の活性化を目指している。

憧れの都会から戻り、
改めて地元の魅力を実感。
「ナマリーポートマン」の名前で
ライフワークとして庄内の文化を
盛り上げていきたい!

山形県庄内地方の魅力を発信すべく、「ナマリーポートマン」の名前で活動する堀綾乃さん。企業や学校のイベントへの登壇・司会、観光ガイドなど、マルチに活躍している。2023年には楽曲「おナマりなさい」をリリースし、そのYouTube動画は3.2万回再生を超えた(2024年11月時点)。

華々しい活躍を見せる堀さんだが、その過程には苦労や悩みもあったという。
「大学卒業後、東京の企業に就職するも、激務で体調を崩し、わずか1年で山形に帰ることになりました。帰郷後は、事務職員として農業系団体に就職。ふっとした時に“私の人生、これでいいのか”と感じるようになったんです。
そんな私に転機が訪れたのは、2020年のことでした。広報部へ異動し、農家の方々の取り組みを取材し記事にする担当に。そのうちに“農家のみなさんのことを、もっと知ってほしい”と考えるようになり、ナマリーポートマンの名前でInstagramの運用をスタート。庄内の農業について個人で発信しはじめました」
さらに「庄内弁を話さない子どもが増えていることに気づいて。できることはないかと考えていました」と、語る。
そうしてナマリーポートマンは、農産物や方言を含む「庄内の魅力」を総合的に発信する存在となった。

活動開始後、知名度は順調に上昇。楽曲「おナマリなさい」のリリースをきっかけに活動の幅は広がり、現在の活躍に至る。

そんな堀さんの目標は、過疎化が進む庄内に活気を取り戻すことだ。

「地元の人々を笑顔にすること、多様な方法で庄内の文化を外部に発信すること。その両面から盛り上げていきたいと考えています。それから、やりたいことをやる私の姿を地域の若い世代の方々に見せることで、彼らの挑戦を後押ししたいとも思っています」

最後に堀さんは、神大生にもメッセージを寄せてくれた。
「神大生のみなさんにも、さまざまなことにトライしてほしいです。ネットにあふれる情報よりも、ぜひ自身の直感を大切にしてください。どんどど、挑戦していっての〜!(どんどん、挑戦していってね)」

MY TURNING POINT

学生時代は、神大スタイル学生編集スタッフとして活躍。現在の仕事にもつながる貴重な経験だったと振り返る。
「学生編集スタッフの活動拠点は横浜キャンパスで、私が通っていた湘南ひらつかキャンパス(当時)には編集スタッフをしている学生はいませんでしたが、職員の方に相談して参加させてもらいました。
そうして自ら一歩を踏み出したおかげで、たくさんの素晴らしい経験ができましたよ。なかでも印象的なのは、部活やサークルの潜入取材。ボクシング、チアリーディングなどに挑戦しました」

手前の紺色ジャージを着ているのが当時の堀さん

RANKING