「センパイに会いたい」今のわたしが作られるまでの軌跡

アマゾンジャパン合同会社
おもちゃ&ホビー事業部 シニアバイヤー

小山 恭明さん

こやま やすあき

神奈川県横浜市出身。
1999年3月、法学部法律学科を卒業。
同年4月に髙島屋商事に入社し、その後はウェッジウッド、ル・クルーゼなど5社でキャリアを積み、2018年アマゾンジャパン合同会社に入社。現在は同社のおもちゃ&ホビー事業部でシニアバイヤーを務める。
在学時は、スキューバダイビングサークルの活動とバイトに明け暮れる日々を送っていた。

自分がいいと思えるものを、
多くの人に共有したい。
大学時代の経験で見つけた「核」が
現在のブレない仕事観につながっている

小山恭明さんは総合オンラインストア「Amazon」の日本法人「アマゾンジャパン合同会社」のおもちゃ&ホビー事業部にて、主に仕入れや販売手法の提案などに取り組んでいる。小山さんは既存の手法、販売形態にとらわれない提案に挑戦し、試行錯誤を重ねながら業務の上での目標を達成しています。

新しい提案を生み出す際の苦難を乗り越える原動力は、大学時代の経験から生まれた「自分がいいと思うものを多くの人に共有したい」という想い。「大学時代は、スキューバダイビングサークルの活動と、横浜ベイシェラトンや崎陽軒などでバイトに打ち込みました。大事にしていたのは、こうした経験で得た学び。特にホテルのレストランでのバイトでは、CX(顧客体験)の基礎を叩き込まれました。お客様に最大限満足していただくため、食器の並べ方から厳しく指導されたものです。そうして食器やワインへの理解を深めるなかで、〝この魅力を人に伝える仕事をしたい〞と感じたことが、今の自分の核になっています」と小山さんは語る。大学卒業後、髙島屋商事に就職し、フード事業部でワインや食品の企画・売り場提案に従事。その後、キャリアや経験を積むなかで、取り扱う商品が変わってもその想いが揺らぐことはなかった。

小山さんは自身の経験から、在学生にも〝チャレンジ・チェンジ・クリエイト〞の3つを大切にしてほしいと話す。

「大学生活は、自分が何をしたいかを熟考し〝挑戦〞する。壁にぶつかったら進路を〝変えるべきか〞思い悩み、選択した結果〝生まれる〞やりたいこと・得意なことが仕事へつながっていくはずです」

MY TURNING POINT

「ダイビングの費用を稼ごう」と、高い時給に惹かれて始めたレストランでのバイト。しかし、いざ働き始めるとどんどんのめり込み、そこでワインの魅力に気づく。
写真は、ワインの代表的な産地であるフランス ブルゴーニュにある、特級畑として名高い「ロマネ・コンティ」を見学したときのもの。このように生産現場を自身の目で確かめたり、ワインコーディネーターの資格を取得したりと、「好き」をとことん追求するのが小山さんのスタイルだ。

※取材当時の内容です
(2023年7月発行「神大スタイル339号」より)

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