
先輩や後輩、学外の方々…
幅広いつながりの中で学べる
大西 甘夏さん
建築学部 建築学科 4年
年次に関係なくみんなの仲がいい研究室で、お互いに協力して研究に取り組んでいます。また、他大学の先生や学生のみなさんと関わる機会が多いのも特長。幅広く知識を吸収できる環境が整っています。
生活デザイン史研究室
建築学部 建築学科(都市生活学系)
建築史、住宅史、台所史、意匠
研究室に配属された3年生は、4年生と修士1年生も参加する輪読に参加し、基礎知識を身につける。卒業研究に取り組む4年生になると、2〜3週間に1回の頻度で研究の進捗発表を実施。また、並行してフィールドワークにも取り組んでいく。

実践のなかから学びを獲得する
学年を超えたフラットな雰囲気
お互いに高め合う研究室
生活デザイン史研究室の魅力のひとつに、“学生が主体的に学ぶ文化”が挙げられる。
「特にフィールドでは、学生たちはこちらが予想できないほどの大きな成長を見せてくれます。教員側も多くの気づきを得られています」(須崎先生)
須崎先生、印牧先生の「生活デザイン史研究室」では、建築そのものだけでなく、その内外で営まれる生活や社会システムなども含めて歴史を研究している。
「みなさんが当たり前だと思っている“住まいのかたち”は、実はわずか100年ほどの間に形成されてきました。人々の生活環境、そして暮らしのスタンダードは、数十年単位で変わっていくもの。つまり、みなさん一人ひとりが変化の当事者なんです。そのことに気づき、“自分ごと”として理想の未来について考えられるのは、当研究室で学ぶ面白みのひとつだと思っています」(須崎先生)
「歴史を学び、実際に物事が変わってきたことを理解すれば、きっと“この先の未来も変えていける”と感じられるはず。社会課題の捉え方なども変わるのではないでしょうか」(印牧先生)
また、生活デザイン史研究室の特長は、その研究手法にもある。建造物や文献を調べるだけでなく、多様な活動をとおして学びを深めているという。
「例えば、他大学の研究室と共同で進めている『千葉県鴨川市の里山・古民家再生プロジェクト』は、その一例。里山の資源を用いて建材をつくり、建築家やデザイナー、大工、左官職人などの専門家に関わりながら、伝統工法を用いた建築の設計・施工に取り組んでいます。さらに、つくった建物で共同生活もするんですよ。自分たちで田植えと収穫をした米を使って食事をつくったり、土壁づくりや建具の修繕をしたりと、“暮らしに関わるあらゆること”をみんなで経験します。
そうして得た“実態としての暮らし”の知見を大学に持ち帰り、研究として高めていきます」(須崎先生)
さらに須崎先生は「学外の方々と関わる中で、学生一人ひとりが大きく成長している」と続ける。
「里山・古民家再生プロジェクトをはじめ、当研究室では学外の専門家たちと接する機会が多くあります。学生たちが大人と協力し、ときに厳しく指導を受ける過程で、人間的に強く成長していく様子をたくさん見てきました。
私は、学生たちに知識だけでなく“へこたれない強さ”も身につけてほしいと願っています。嫌なことがあってもめげずに、できれば楽しみながら物事に取り組める強さがあれば、人生の可能性はどんどん広がるはず。私や印牧先生だけでなく、多くの方々に学び、人としても大きくなってもらえたらうれしいです」(須崎先生)
学生の人としての成長を願う須崎先生。一方の印牧先生は「研究をとおして自身への理解を深めてほしい」と話す。
「研究室に配属されてしばらくの間、多くの学生は自分が興味をひかれること、おもしろいと感じることへの理解がぼんやりとしています。しかし、知識や経験を積み重ねていくと、次第に自身への理解が深まっていくものです。ぜひたくさんの人たちと関わって、さまざまなことに考えを巡らせて、自分が本当にやりたいことを見つけられる人になってください」(印牧先生)

先輩や後輩、学外の方々…
幅広いつながりの中で学べる
大西 甘夏さん
建築学部 建築学科 4年
年次に関係なくみんなの仲がいい研究室で、お互いに協力して研究に取り組んでいます。また、他大学の先生や学生のみなさんと関わる機会が多いのも特長。幅広く知識を吸収できる環境が整っています。

自由に、楽しく。
前向きに研究できる環境です
大谷 温子さん
工学研究科 建築学専攻 博士前期課程 1年
当研究室には自由に学びを深められる風土があり、自分の関心に沿って、主体的に研究を進められています。また、里山での共同生活のおかげもあってメンバー同士の距離が近く、にぎやかな雰囲気なのも特長。いつも前向きな気持ちで過ごせます。

里山での作業では、
“人と自然の関係”への理解も深まる
内田 大晴さん
工学研究科 建築学専攻 博士前期課程 1年
『里山・古民家再生プロジェクト』では、トイレの制作や、森林整備や田植えといった“環境維持につながる活動”に参加。実際に自分の手を動かして作業する中で、建築の知識だけでなく、人と自然との関わり方についても理解を深められています。
研究室には
デザイナー
や
学生の作品
がたくさん
あります!



研究室内には面白いものをたくさん置いています。
歴史的なキッチンの作品や、骨董品、ユーズドのデザイナーズチェアなど勉強になるものもあれば、研究にちなんだグッズやアート作品など実に様々です。古文書類とあたらしい作品とが同等に並んでいるところが、歴史研究とデザイン活動の両方をおこなうこの研究室の特徴を反映しているかもしれません。
研究室の空間そのものも魅力のひとつで、校舎の改修が行われ、壁紙が剥がされた際、その下に隠れていたコンクリートのキメの美しさに感動!
これを活かさない手はないと思い、施設課と交渉のうえ、特別に“コンクリート剥き出しのデザイン”にしてもらいました。特に建築を学ぶ学生には、ぜひ一度見てほしいです。
お気に入りの
サイレント
・モニター
です!


写真は、今年3月に実施した海外調査(スコットランド)で購入したお土産です。
研究テーマの一つに「ユートピア研究」というものがあり、今回はその調査で世界遺産にもなっているニューラナークという村を訪問しました。このお土産は訪れた村で行われていた労働環境改善の一つで、「サイレント・モニター」という仕組みのレプリカです。
四面に色の塗られた箱を回転させることで労働者の一日の働きぶり(白が最高、黒が最低)を示し、これによって労働者自身がその評価を目視できるようにし、自律を促すことを目的としています。...というものなのですが、現在は妻が私の家事を評価するために使われています。