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鉄道研究部

CLUB DATA
創部は1964年。毎週水曜日の昼休みに横浜キャンパスで行われるミーティングで個々の活動報告や部の予定確認が行われる。現在の部員は17名。「部室で鉄道の話をするのは本当に楽しいですよ」(小林さん)

乗り鉄、撮り鉄、歴史好きetc
それぞれの活動の成果を神大フェスタや部誌で報告

「横浜駅は日本で最初に鉄道が通った場所で乗り入れがいちばん多く、路線も多い。また東急東横線の地下化に伴って廃線跡が公園になった東横フラワー緑道や、貨物専門の高島線もある。鉄道を楽しむ環境が充実しているなかで、個々の活動を楽しみ、横浜キャンパスで報告し合うんです」
鉄道研究部はサークルではなく歴史ある文化部。部長・小林誠弥さんの言葉からも、昔から盛んに活動してきたことがうかがえる。鉄道好きといえば「乗り鉄」「撮り鉄」など細分化されているが、鉄道研究部も部員の志向性は多様だ。
「部員も乗り鉄、撮り鉄が多いですが、鉄道の歴史が好きな部員がいたり、過去には海外の鉄道好きな先輩もいたり。各々が好きなジャンルを追っています」

各自の活動は、神大フェスタでの展示や代々100冊以上作られてきた部誌『待避線』で発表される。
「ここ2年はコロナの影響で集まって活動しにくかったこともあって、『待避線』はオンラインでの作成、配布となりました。毎年9月に地方の鉄道を訪ねる夏合宿も中止でしたが、今後は状況を見ながら活動を再開させたいですね」
部員はマニア揃いに思われるかもしれないが、入部時は「ちょっと好き」レベルの学生もいる。みんなで盛り上がりながら「4年間で仕上がっていく(笑)」そうだ。
「鉄道は科学技術の集大成。動力には電気技術、車両デザインには建築工学、運行の効率化には経営工学などが反映されます。歴史好きがいるように文系要素もありますし、世の中のたくさんの学問が詰まっている分野。少しでも興味のある方、ぜひお待ちしております!」

鉄道模型の組み立てやレイアウトをしている様子。「『模型鉄』もいるし、部員の多くはある程度の素養はもっていますね」(小林さん)

神大フェスタでは毎年、鉄道模型を展示。Nゲージ(鉄道模型の一種)を実際に走らせると訪れた子どもたちが大喜びするという

神大の近隣を走る東海道線E231系。新子安駅付近で部員が撮影した

部室のイスはなんとかつて京急電鉄の車両で使用されていたシート! ほかにも鉄道グッズや模型であふれている

introduced by

工学部 経営工学科 3年
小林 誠弥さんSeiya KOBAYASHI

鉄道は楽しみ方が多彩
部員一人ひとりが好きな分野を追っています

※取材当時の内容です
(2022年10月発行「神大スタイル336号」より)

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