学生スタッフ探検隊

神大スタイル座談会
「就職活動の本音」

多くの学生が不安を抱える就職活動。
今回は2年生から4年生の学生3名に集まってもらい、「就職活動の本音」をテーマに語ってもらいました。

参加者プロフィール

横浜キャンパス所属(理工系) / 女子学生 2年 Mさん

みなとみらいキャンパス所属 / 男子学生 3年 Hさん

横浜キャンパス所属(文系) / 男子学生 4年
※本社が東京にある企業から内定を獲得
Kさん

就職活動の開始時期について

Kさん:
本格的に就活を始めたのは3年生の4月、5月頃から。ちょうど3年生の夏からインターンシップが本格化するので、その準備のために動き始めた感じかな。
Mさん:
何社くらいインターンシップに申込をされたんですか?
Kさん:
うーん、10社くらい申し込んだかな。
Mさん&Hさん:
そんなに!
Kさん:
企業によってインターンシップの長さも違っていて、1日や3日で終わる短期のものも多いから。ちなみに申込したインターンシップには選考があって、通ったのは5社か6社。インターンシップは申込者も多いので、通らなくても落ち込む必要はないよ。Hさんは3年生だけど、もう就活をはじめているの?
Hさん:
合同企業説明会には参加しています。インターンシップも申込したいのですが、まだ受けたい業種や分野も決まっていないこともあり、結局申込できていなくて…。
Kさん:
最初は業種や分野を決めるのも時間がかかるよね。Mさんは2年生だけど、もう就活は意識している?
Mさん:
意識はしています。ただ、私は理系ということもあり、大学院に進学することも考えていて…就活するかどうかまだ迷っています。
Kさん:
理系だと大学院への進学も考えるよね。就活の開始時期は人によって異なるけど、不安なことがあれば、早めに就職課に相談をしてみると良いかも。履歴書も見てくれるし、何でも相談に乗ってくれるよ。
Hさん:
僕はこれから就職課を利用する予定です。まずは面談を予約していろいろと相談をしてみたいです。

会社選びについて

Hさん:
どういう基準で受ける会社を選びましたか?
Kさん:
僕は福利厚生をかなり重視していたよ。もちろん、給与も重視していたけど、ワークライフバランスを大切にしたいと思って。例えば、年間休日数など希望がある場合、就活サイトで検索条件を入れれば、それに該当する企業が簡単に出てくるから。もともと東京の会社への就職を目指していたので、東京の会社で福利厚生が自分の基準以上の会社の中で、受けたい会社を選んだ感じかな。
Hさん:
なるほど!そういう選び方もあるんですか。
Mさん:
ワークライフバランスは大事ですからね。
Kさん:
MさんとHさんはどうやって受けたい会社を選ぶつもり?
Hさん:
今はまだ会社選びも漠然としているのですが…ひとつ考えているのは、日本が抱える問題を解決できるような会社に就職できれば良いなと思っています。ただ、実際には企業の大きさや安定性も判断基準のひとつに考えたいですし、まだ迷っている状態です。Kさんは東京の企業への就職を目指していたそうですが、僕は働く場所にはこだわりません。日本全国どこでもOKなので、その点では会社選びの幅が広がりそうです。
Mさん:
私はやっぱり研究職がいいなと思っています。給料や福利厚生も大切ですが、今は自分のやりたいことをやりたいという気持ちがあります。少し企業を調べているのですが、いいなと思う企業があるので、今後も興味がある企業は調べていきたいです。

就職活動の準備について

Kさん:
ふたりとも就活に向けて何か準備をしていることはある?
Mさん:
私は大学院の先輩からいろいろと就活の話を聞いています。縦の繋がりが強いので、とても心強いです。
Hさん:
僕も4年生の先輩に相談しています。相談できる環境があるのはとてもありがたいですし、実際にすごく頼りにしています。Kさんはどんな準備をされましたか。
Kさん:
就職課の利用やインターンシップについては先ほどお話をした通りだけど、それ以外には就活サイトに他己分析ができるツールがあって、それを利用して仲の良い友達に性格診断をしてもらったよ。自己分析は多くの人がすると思うけど、結果としては自分が思う性格と周りから見られる性格がかなり違っていて、すごく為になった。
Mさん:
なるほど。他に「これをやっておけばよかった」ということはありますか。
Kさん:
準備といっていいか分からないけど、やっぱり「ガクチカ」だね。
Mさん&Hさん:
あー…(やっぱり)
Kさん:
「ガクチカ」は必ずと言っていいほど面接で聞かれたけど、もっと色々なことをやっておけばと思ったよ。
Hさん
就職が決まった人と交流する機会があって、「ガクチカ」を聞いたのですが、長期でベンチャー企業に行って成果を出した、SNSのフォロワーを千人単位で増やした、などの話を聞いて、とても不安になってしまいました。先輩たちの「ガクチカ」を聞いていると、自分には何もないなと思ってしまって…。
Kさん:
僕の「ガクチカ」はアルバイトだったのだけど、就活だとまわりの学生の「ガクチカ」を聞く機会もあるのだけど、自分と比べて凄いことやっているなと思ってしまうんだよね。でも、どれだけすごい「ガクチカ」があったとしても、自分が頑張ったことでどう成長したか、という部分が一番大事だと思う。面接では、「ガクチカ」を通して、人間性を見てくれていると思うので、何もしていないと思っても、自分自身が成長したと思えることを上手く伝えられるといいんじゃないかな。

選考について

Mさん:
就職活動で大変だったことはありますか。
Kさん:
選考が本格化すると、週に2日~3日面接があったので準備が大変だったかな。当然だけど、企業研究をした上で面接に臨むから、頭の中に情報を入れるのが大変だった。でも、グループディスカッションは面白かったよ。
Mさん:
面白かったんですか!
Kさん:
「こんな人がいるんだ~」って。いろいろな人と話せるのは単純に楽しかったかな。
Mさん:
私は正直、頭の良い人と同じグループになるのは不安だなって思います…。
Kさん:
確かにグループディスカッションでは上手に立ち回る人もいるね。だけど、自分にとってすごく参考にもなるから、スキルを盗むというか、他のグループディスカッションなどで活かせたこともあったよ。
Mさん:
経験を活かして次に繋げられたんですね!
Hさん:
ちなみに、SPIは勉強されましたか。また、Kさんは何か資格はお待ちですか。資格取得は選考に影響あるのでしょうか。
Kさん:
SPIについては一応勉強をしていたけど、受ける会社によるかもしれないね。資格については、僕はTOEICしか力を入れてなかったよ。資格については会社や業種によっても違うから何とも言えないけど、面接では聞かれないことの方が多かったかな。でも、もし頑張って資格を取得したのであれば、「ガクチカ」にも繋げられると思うよ!

座談会を終えての感想

Mさん:
今日話を聞いてやっぱり「ガクチカ」が本当に大切だと思いました。私もこれから胸を張って頑張ったと言えるものが出来るように学生生活を過ごしたいです!
Hさん:
これから就活が本格化するので、不安は大きいですが、きちんと準備をして行動すればKさんみたいに結果が出ると分かったことは良かったです。就活ではまわりの動きも気になってしまうかもしれないけど、頑張りたいです!
Kさん:
就活で感じたのは、やっぱり「人間力」が一番見られていると思う。内面を見られるので、そういった面でも「ガクチカ」は本当に大事だと…。ふたりともまだ時間はあるので、就活も大事だけど、ぜひ残りの学生生活を充実させて欲しいなと思います!

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