ゼミ・研究室探訪

ゼミ・名称

上田正基ゼミナール

学部・学科

法学部 法律学科

研究テーマ

刑事法学

法律学科では、2年生から3年生にかけて刑法の授業を履修。そのため3年生までのゼミでは、その授業の内容に沿って復習や応用に取り組む。学びの集大成となる4年生は、これまでに学んだ刑法を幅広く活用し、複雑な事例を検討することに挑戦する。

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授業はもちろん、大学の外での交流も。
多様なコミュニケーションをとおして
視野を広げられる

法律の勉強は、ルールを使う力を養うこと
自分の力で問題を解決できる人材になってほしい

社会の秩序を守るためのルールである、法律。上田正基ゼミでは、そのなかでも犯罪と刑罰について規定した「刑法」を学ぶ。
「架空の事件やニュースで取り沙汰されている実際の事件を題材に、“当該の行為はなぜ犯罪になるのか”などといったことを検討するのが基本のスタイルです。検討にあたっては、まず担当のグループが見解を発表し、その内容をふまえて全員で議論を深めていきます」
そうして多くの事例を検討するなかで、刑法の知識はもちろん、プレゼンテーション能力や相手を説得するスキルも磨けるだろう。これらは、法律と関係のない領域でも役立つ力だ。

さらに上田先生は、法律を学ぶ意義のひとつに「さまざまなルールを理解し、活用できるようになること」があると話す。
「ゼミには警察官を目指す学生もいますが、それ以外の学生は、社会に出てから法律、特に刑法に触れる機会はまずないでしょう。でも、だからといってゼミでの経験が活きないとは思いません。なぜなら法律とは“ルール”であり、ルールは社会のいたるところに存在するからです。
当ゼミでは、法律を理解し、使える力を身につけることを最終目標にしています。その力は、例えば一般企業に就職しても、会社のルールに基づいて問題を解決しなければならない場面で役立つはず。ルールに基づいてすべての関係者が合意できる“落としどころ”を見つける、相手が納得できるよう働きかける……ゼミで培った力で道を切り開いてほしいですね」

そのためには、自分で法律を読み解き、さらに自身の解釈の正当性を確認する経験を重ねることが必要だ。
「法律を使えるレベルを目指すにあたり、仲間との活発な議論は学びの要です。そのため私は、学生による発信を端から否定することはしません。知識不足ゆえに表現が適切でなくても、思いつきでもいい。自分の頭で考えたことを発信して、仲間の意見を吸収して、成長していってほしいです」

仲のよさも当ゼミの魅力。食事会も定期的に開催しており、六角橋周辺には行きつけのお店が複数あるのだとか。「私自身、大学時代には飲み屋に居合わせた“人生の先輩”から教わることがたくさんあったので、学生から要望があればなるべく連れていきたいと思っています」(上田先生)

授業で使用するテキスト。六法は法学部生のシンボルだ。

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気軽に意見を交わし合える
雰囲気のいいゼミです

河渕 彩さん
法学部 法律学科 4年

授業ではみんなで活発に議論を交わすので、自分とは異なる意見に触れて気づきを得られることも多く、理解が深まりやすいと感じています。上田先生も話しやすい雰囲気で、授業中はもちろん、授業後も学生たちと談笑していることが多いですね。

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裁判の傍聴をきっかけに
刑法を学びたいと考えるように

野本 真理菜さん
法学部 法律学科 4年

1年生のときに横浜地方裁判所で刑事事件の裁判を傍聴した際、目の前で繰り広げられるやりとりに圧倒され、刑法を深く学びたいと考えるようになりました。刑法への理解が深まることで、ニュースの捉え方も変わると感じています。

意外な一面を発見!?

実は私、
オリックス
の大ファン

なんです!

神戸の出身で、筋金入りのオリックス・バファローズファンです。帰省時や交流戦の期間中は、できるだけ球場に足を運んでいますよ。ちなみに、セ・リーグでは横浜DeNAベイスターズを応援。日本シリーズ優勝おめでとう!

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