留学生と国内各地出身の学生に、
自分の故郷のいいところをアピール
してもらいます。
地元人ならではの
ご自慢ポイントを知れば、
行ってみたくなるかも!
吃了吗?(チェーラマ?)
「食べた?」という意味ですが、東北地方では気軽なあいさつとして使われています。特に祖父母世代がよく使っている言葉です
外国語学部 中国語学科1年
劉宇舒さん
LIU YUSHU
両親が日本で働いていたことがきっかけで中学2年生のときに来日。ボランティアで地域の中国語クラスのアシスタントを経験し、将来、中国語の先生になりたいと考えるようになり、神大の外国語学部へ進学しました。毎日見られるみなとみらいの風景がお気に入りです
冬は街中が灯篭の光に包まれます
鉄嶺市は冬になると雪や氷で一面、真っ白になります。そのため冬から春は、家の軒先や屋根にほとんどの家が赤い灯篭をかけ、その赤い色を目印に歩くんです。夜になると灯篭に灯りをつけるので、街中がイルミネーションの光に包まれたようになります。
冬はマイナス20℃の極寒だけど
温かい人柄でほっとできる街です
緯度は日本の北海道と同じくらいで、冬の気温はマイナス20℃にもなります。それでも、ほかの東北地方の都市よりも寒くないみたいです。一方で夏は35℃以上になることもあり、年間の気温差が大きく、また、春と秋は1日の気温差も大きいです。
そんな過酷な気候ですが、ここに住む人は優しくて人懐っこい性格の人が多く、日本で言うと大阪のようなイメージ。
遼寧省全体では、農業や漁業が盛ん。水産物は日本へも多く輸出されています。また、石油産出量も多く、中国国内で7位になったこともあるんですよ。
- 博物館として一般公開されている
「瀋陽故宮」 1625年に建てられた瀋陽市にある故宮で、清朝の時代に離宮として使われていた建物。ほぼ完全な状態で保存されています。遊牧民族と漢民族の文化が融合していくさまが見られます
- 東北地方から中国各地に広まった
「焼冷面」 東北地方発祥の人気の屋台料理。シート状になっている麺の上に、卵やソーセージをのせて焼き、甘辛いソースが中にも上にもかかっています。横浜中華街でも食べられるのでぜひお試しを
- ふたつの仏塔が目印の憩いの場所
「龍首山」 鉄嶺市を見下ろせる小さな山で、中国に住んでいた頃は、おばあちゃんとよく散歩に行っていました。「山」と名前がついているけど本格的に登山をするような山ではなく、散歩やピクニックにちょうどいい公園のような場所。2つの仏塔がここのシンボルです。リスがたくさんいて、ひまわりの種や煮ピーナッツなどをあげている人もいます
※取材当時の内容です
(2022年12月発行「神大スタイル337号」より)