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KADO-Japanese flower arrangement

CLUB DATA
先生は500有余年の歴史をもつ梶井宮御流の家元。活動は月1回が原則だが、作品展をメンバーで観賞に行く活動などもある。2018年創設。部員40名

伝統文化の華道を通じて美の表現力を磨き、国際交流も積極的に行う

みなとみらいキャンパスのグローバルラウンジと栗田谷アカデメイア(国際寮)を主な活動場所とする「KADO -Japanese flower arrangement」は、梶井宮御流の家元である藤原素朝先生のもとで華道に取り組む準公認団体。留学生との交流や世界への日本文化の発信など、国際性を意識してサークル名をあえて英字表記にしたのだそう。
「コロナの影響で留学生の部員は現在1名ですが、留学生の受け入れが再開したので今後は積極的に交流したい。オンラインでの文化交流に参加したこともありますが、お花は自分の手を通して表現するものですから、やはり対面で行いたいですね」そう話すのは部長の髙橋英志さん。小学生のときから茶道を嗜んでいたが、関係が深かった華道にも興味をもちはじめ、神大入学を機に入会することにしたという。

「フラワーアレンジメントと違い、華道は花々がつくり出す“間”を大事にして、自然な形で美を表現する“引き算の美学”が特徴です。だからといって、簡素でつまらないというわけではありません。いくつもの花を用いながら、いかにひとつの作品として調和させることができるかといったところに華道の奥深さやおもしろさがあります」
メンバーは未経験者も少なくなく、最初は見よう見まねでも、先生の指導のもと、すぐに実践を通して学ぶことができる。
「自分の思いを四季折々の草花を通して表現するのが楽しい。作品の見方や美しさの表現方法を知ると、視野が広がったりものの見方が変わる実感を得られます。今後はコロナ禍で控えていた勉強会の合宿なども計画しているので、興味がありましたら見学からでもいいので、ぜひご参加ください」

その日の課題を先生の指導のもと、全員で生けていく。表現したいことを草花に託し、いかに自然の姿とは違った美しさを表現できるか、華道は「計算された自然」でもあるという。

3つの草花を使用した作品づくり。メインの花であるクルクマを引き立てるように、ナデシコとハランをあしらった。直立型の花の生け方は梶井宮御流の盛花の基本とのこと。

取材日は国際寮の留学生も見学。実際に花を生けてみるなど日本文化を体験してもらった。日本人学生も見学や体験は随時募集中だ。

introduced by

経営学部 国際経営学科2年
髙橋英志さんEishi TAKAHASHI

草花と向き合っていると美的センスが磨かれるし、日常生活では気付かないさまざまな発見もあるんです

※取材当時の内容です
(2022年12月発行「神大スタイル337号」より)

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