CLUB ROOMS「クラブ・サークル紹介」番外編

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学生ボランティア活動支援室

CLUB DATA
横浜キャンパス19号館305号室で、相談者の学生に学内外のボランティアを紹介したり、自らボランティア活動を企画・運営したりする団体。現在は90名ほどの学生スタッフが在籍している。

ひとりでも多くの学生にボランティアを経験してほしい。
私たちが、あなたに「成長や出会いの機会」を届けます!

「わが町かながわマナー違反一掃作戦」の運営を担当

2025年9月24日、横浜キャンパス3号館前を拠点に「わが町かながわマナー違反一掃作戦」という清掃キャンペーンが行われた。当キャンペーンは、神奈川区が区民や協賛企業などと一緒に毎年行っているボランティア活動で、今年は神奈川大学も参画。多くの学生や職員が清掃活動に取り組み、地域の美化に貢献した。

そんな「わが町かながわマナー違反一掃作戦」の運営を主に任されたのが、「学生ボランティア活動支援室」の学生スタッフたちだ。代表の川村さんは「会場の設営やチラシ・ポスターの作成、参加者の案内などのほか、イベントを盛り上げるための企画もしました」と話す。
「参加者のみなさんに喜んでほしいと考え、『想い出の木』という企画を提案しました。木が描かれた大きな絵に、参加者がイベントの感想や気づきなどを書いた付箋を貼るという内容です」

想い出の木
参加者のみなさんの協力でたくさんの付箋が集まり、最終的に木は豊かに生い茂りました。

川村さんは「準備は大変でした」と振り返りつつも、運営を担ってよかったと感じていると続ける。
「やらなければならないことがたくさんあって大変でしたが、裁量を与えてもらったので、自分たちのアイディアを形にできてやりがいがありました。当日は参加者の方々とも交流でき、とても楽しかったです。また、職員のみなさんと密接に連携したことで、学生ボランティア活動支援室が神大の組織であることを改めて実感できたのも収穫でした」

ボランティア企画で培ったノウハウを活かしてキャンペーンを運営

大成功に終わった「わが町かながわマナー違反一掃作戦」だが、そもそもなぜ学生ボランティア活動支援室が携わることになったのだろうか。
「学生ボランティア活動支援室の課題のひとつに、認知度の伸び悩みがあります。そこで、どうしたら学生のみんなに私たちのことをもっと知ってもらえるか、大学の総務課や学生ケア・サポート課の方々に日頃から相談していたんです。すると「『わが町かながわマナー違反一掃作戦』を、学生ボランティア活動支援室でサポートしてはどうか」と打診があって。多くの学生の目に触れる機会にもなるので、二つ返事で快諾しました」

また、イベントの運営に自分たちのノウハウを活かせると感じたことも、理由のひとつだったという。
「私自身の話をすると、昨年から開催している『地域の方々へのスマホ教室』に参加したことで、企画力を養えたと感じています。ひとつ上の先輩たちが始めた活動ですが、ゼロから企画の立ち上げに携わりました。
実施に当たっては、学生ケア・サポート課や横浜市六角橋地域ケアプラザとも連携し、学内外の年長者たちとコミュニケーションをとる機会も多く、大変勉強になりました。
参加者のみなさんにとても喜んでもらえたので、今年も規模を拡大して実施予定です。利用者へのアンケートなど、新しい取り組みもスタートするので、今からワクワクしています」

スマホ教室は、スマホの使い方がわからない参加者に対し、学生が1対1で丁寧に教えるというものです。また、近年問題視されている高齢者の孤立の解消を支援する狙いもあります。

今後の目標はもっと多くの学生にボランティアの機会を届けること

川村さんは、ボランティアの最大の魅力を「自身を成長させるもの」と話す。
「ボランティア活動を始めたばかりの頃の私は、出会った方々と目を合わせて話すこともできませんでした。しかし、経験を積むにつれて、人と関わることへの苦手意識がどんどんなくなっていったんです。さらに、多世代の方々と交流する中で、人間関係に年齢の壁はないと感じるようにもなりました。
私は、ボランティアは自分を成長させるものだと思っています。もちろん誰かの助けにもなれているのかなとは思うけれど、それよりも私自身が教えてもらえることが多いんです」

そんな川村さんは、今後について「広報活動にもっと力を入れていきたい」と意気込む。
「コロナ禍で学生ボランティア活動支援室の活動が長らくストップし、築いてきた体制は一旦ゼロに近い形になってしまいました。しかし、メンバーの努力によって、今ではかなり再構築できています。そこでこれからは、ボランティアにチャレンジしたい学生を増やしていきたいです。
おせっかいな性分の私は、より多くの学生にボランティアの楽しさを知ってほしいと願っています。社会人になってからも機会はつくれますが、学生だからこそ失敗を恐れずに挑戦できると思うので。私たち学生ボランティア活動支援室が、ひとりでも多くの学生の出会いや学びをサポートできればうれしいです!」

「わが町かながわマナー違反一掃作戦」
これまでさまざまなイベントを企画してきた実績があり、その中で培ったノウハウを今回のキャンペーン運営に活かしたいと思いました。

神大の公式マスコットJIN & KANA の中には、今回は学生ボランティア活動支援室のメンバーが入っていました(笑)

introduced by

人間科学部 人間科学科3年
川村すずさんSuzu KAWAMURA

学生ボランティア活動支援室にはさまざまな種類のボランティア募集が届きます。私たち学生スタッフがあなたの希望や強みに合った募集を提案するので、初めての方も気軽にご相談ください。
学生ボランティア活動支援室が企画する活動もあり、そこには必ず学生スタッフがいるので、「ひとりで参加するのは不安」という方も安心ですよ!

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